本格的な寒さが迫るのを前に、愛媛県西予市宇和町卯之町2丁目のJR卯之町駅に25日、冬の風物詩として親しまれている「愛の火鉢」が置かれた。優しいぬくもりで乗降客らをもてなしている。
 卯之町駅は県内の有人駅で最も高い標高208メートルにあり、冬場には雪が積もる。愛の火鉢は1959年、当時の宇和町観光協会が待合室に設置したのが始まりで、現在は市観光協会宇和支部が毎年実施。火鉢は来年3月20日ごろまで設置し、毎日午前6時半から午後5時半まで火を入れる予定。